目に見えないチカラ
今日は朝から、「青森ヒバ」を蒸留。
チップの量はどのくらいだろう?と
キッチン蒸留では「両手いっぱいの量」で十分なので、目安にしてみました。
ヒバ…とは、ヒノキ科アスナロ属の翌檜(あすなろ)の木のこと。
青森ではヒバと呼ばれています。
特徴的なのが、ツヨプセンとヒノキチオールという成分。
ヒバの木はシロアリも寄せ付けない、腐らないことでも有名ですが
強い抗菌・抗ウイルス・防虫・消臭など様々な作用を持っています。
動けない木が自分の身を守り長い年月生き続けるために、たくさんの成分を作っているのですね。
ヒノキチオールの抗菌作用は歯磨き粉など身近な物にも使われてるので、
聞いたことがあるという人も多いでしょう。
”ヒノキ”とあるので、いかにも檜の木にありそうな成分ですが
日本の檜には入っておらず(檜も同じヒノキ科ですが、ヒノキ属)
日本の青森ヒバと台湾ヒノキだけにわずかに含まれる成分なんです。
表面に少し浮いてるのが精油です
チップの状態でも十分香ってたのですが
蒸留してみたら、想像以上に香りが強くて
びっくり!
木の生命力がつまってる感じです。
(精油が入ってる芳香蒸留水はそのままでは飲めません)
控えめなようで、芯のある力強さも感じる香り。
森の香りはフィトンチッドとも言われますが、これはホントに空気が浄化されるなぁって実感しました!
目には見えないスピリチュアル的なことは、
私は鈍感なのでよくわからないのですが…
この香りにはエネルギーというか、活力があるんだなって感じます。
森の中を散策すると癒されて元気になれるのも、
木々が放つフィトンチッドとエネルギーのおかげなのでしょう。
プライベートでとても悲しいことがあって、ここ1週間ほど気持ちが沈みがちだったのですが…
蒸留中にキッチンから部屋いっぱいに広がったヒバの香りの中にいたら
がんばっていこう!となんだかやる気が湧いてきました。
森の香りとエネルギーに背中を押してもらった感じです✨
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