五行論の５つの要素・気血水の３つの要素が、均衡にちょうど真ん中に良いバランスにあることを東洋医学では「中庸」といって健康であるとされています。

これらの考え方をベースに季節や体質・不調に合わせて、心身を中庸に持っていくための食養生が「薬膳」です。

東洋医学はバランスの医学ともいい、心と体が単体で機能しているのではなく

調和・繋がって機能すると考え、“全体のバランスを考える”ことを大切にします。

私自身、長年ヨガを習っている影響もあり、繋がり・バランス・俯瞰で物事を見るといった考え方を大事にするようになったことが、アロマにも五行論を取り入れようと思ったきっかけです！

では最後に…一見相反するような？西洋的なアロマと東洋医学の繋がりはどこに？

東洋医学では香りは「気」を巡らせる役割を果たすと考えます。

ここに着目すると、植物・精油の持つ特性や作用をこの五行・気血水論に当てはめることができます。（日本の漢方も生薬といって植物を使う自然療法ですよね）

個々の状態に合わせて、不足を補う香り、または過剰を抑える香りの中から

好きな香りを選び、ブレンドした自分に必要な香りを日常的に取り入れて心身のバランスを取り戻そう！というわけです。

そう、嗅覚の力を侮るなかれ！香りを嗅ぐだけ。それだけ！

たったそれだけなんですが、五感の中でも唯一嗅覚だけが脳の視床下部にダイレクトに届き、無意識レベルで自律神経系・免疫系・内分泌系に与える影響は大きいんです。

ワークショップの香り選びでは、自分のタイプ・体質診断を設問に答えて行います。

視覚的にも自分がどんな状態なのかがわかるので、アロマだけでなく日々の食生活などに役立ててもらうこともできます。食生活では、香りと栄養素をまるごと活かすキッチン蒸留にも応用できますね。

自分に必要な香りをピックアップして、あとはご自身の感覚で香りを選んでブレンド！

どんな香りに出会えるか。世界にたった１つ、自分をサポートしてくれるパーソナルアロマです✨

その時の心身の状態で変わるので、ブレンド作業もとっても楽しいですよ。

携帯できるロールオンタイプにすれば、ホッとしたい時・気分転換したい時などいつでも

ほんのり香りを嗅いで特別な時間にすることができます！

2022.08